
最終更新: 2026年9月2日
この記事で分かること
明治大学ビジネススクール(MBS)の入試には、筆記試験がありません。正式には専門職大学院 グローバル・ビジネス研究科 グローバル・ビジネス専攻という課程です。
入学試験要項の「入学試験日程・科目等」の欄には、入学試験科目:面接試問(10〜15分)とだけ書かれています。経営学などの筆記試験の記載はありません。合否は書類審査と面接試問の総合点で決まります。
そのぶん書類が重くなります。志望理由書は表紙を除いて5〜8ページ。しかも現時点で考える修士論文の内容まで書きます。
この記事は、大学が公表している2027年度の入学試験要項・志望理由書の様式・学費の案内をもとに整理したものです。
要項には、選考についてこう書かれています。
入学試験は書類審査と面接によって行われる。それに先立ち、志望動機や学習目的、必要とする専門性などを記した説明文(「入学志願書・志望理由書」)の提出が求められる。面接においては、本研究科の目指すところを基本にしながら、内容の表現力や論理の明確さなどの視点が重視される。
出典: 明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科2027年度4月入学 入学試験要項(2026年9月2日確認)
筆記試験そのものが無いので、過去問も存在しません。面接で見られるのは「内容の表現力」と「論理の明確さ」だと要項が書いています。知識を答える試験ではありません。
| 項目 | 定め |
|---|---|
| 分量 | 表紙を除いて5〜8ページ |
| 体裁 | ワープロ作成・A4縦・横書き・片面印刷。フォント12pt、上下左右3cm程度の余白。手書きは不可 |
| 必ず入れる(1) | 自身の職務経験や社会的活動から生じた問題意識や課題 |
| 必ず入れる(2) | ビジネスプロフェッショナルとしての将来のキャリアプラン |
| 必ず入れる(3) | 学習計画および研究テーマ(現時点で考える修士論文の内容) |
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出典: 明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科志望理由書(様式2)および2027年度4月入学 入学試験要項(2026年9月2日確認)
3つ目が重いところです。志望動機やキャリアプランだけでなく、修士論文で何を扱うかを、出願の時点で書きます。「入ってから決めます」は通りません。
2026年度の入試で合格した方は、動画のインタビューでこの3項目を5〜8ページで書く負担が重かったと話しています。そして面接は教授とのディスカッション形式で、研究計画の内容を深く問われたとも述べています。
書いた研究テーマが、そのまま面接の題材になります。自分で説明できないテーマを書かないでください。
志望理由書の表紙で、修士論文の研究テーマに関わる領域を1つ選びます。
出典: 明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科志望理由書(様式2)(2026年9月2日確認)
アカウンティングが「会計」と「税法」に分かれているのと、ファイナンスに「リアルエステート」(不動産)が含まれているのがこの研究科の形です。自分のテーマがどの領域に入るのかを、先に決めてください。
選んだ領域について、面接で問われても言葉にできる状態にしておくための入口です。研究テーマを立てるときの足場にもなります。
経験から学ぶ経営学入門〔第3版〕(上林憲雄ほか)マネジメント(戦略)p.94〜99マーケティングp.314
経営組織入門(文眞堂)マネジメント(組織)p.94・104
ファイナンス論・入門(俊野雅司ほか)ファイナンスp.85・86
ゼミナール経営学入門(伊丹敬之・加護野忠男)ビジネス・ロー(企業統治)p.209〜218
1からの会計〔第2版〕(谷武幸・桜井久勝ほか)アカウンティングp.175ページ番号は、各書籍に印刷されているページです(版が変わると動きます)。お手元の本の目次と索引でもご確認ください。
5〜8ページに何を書き、6領域のどれを選ぶのか。そして書いた研究テーマを、面接でどう語るのか。いまのご経験から、無料で一緒に組み立てます。
相談は無料です。志望校が固まっていない段階でも大丈夫です。
出願資格にはAとBの2つの道が用意されています。どちらかを満たせば出願できます。
| 道 | 条件 |
|---|---|
| A | 入学の1年前の時点で、フルタイムで2年以上の実務経験(インターンシップ・アルバイトを除く) |
| B | 研究科の個別の審査で、同等以上の能力があると認められた場合 |
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出典: 明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科2027年度4月入学 入学試験要項(2026年9月2日確認)。大学卒業などの学歴要件は、これとは別に必要です。出願資格には他にも要件があります。出願前に必ず最新の要項をご確認ください。
実務経験が2年に届かなくても、Bの道があります。「実務経験が必須」と書かれた説明だけを見て、あきらめないでください。
| 入試 | 出願資格審査の申請締切 | 出願期間 |
|---|---|---|
| I期 | 2026年9月17日 | 2026年10月2日〜10月13日 |
| II期 | 2026年12月10日 | 2027年1月8日〜1月18日 |
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出典: 明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科2027年度4月入学 入学試験要項(2026年9月2日確認)。いずれも当日消印有効です。
I期は出願の2週間以上前、II期は1か月近く前に締め切られます。Bの道を使う方は、ここから逆算してください。出願期間に入ってから気づいても間に合いません。
英語スコアの提出は求められていません(面接は日本語のみで実施されます)。日本語を母語としない方には、日本語能力試験N1、または日本留学試験の「日本語」250点以上(記述を除く)のいずれかが必要です。
| 入試 | 出願期間 | 試験日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| I期 (2027年4月入学) | 2026年10月2日〜10月13日 | 2026年11月8日 | 2026年11月10日15時 |
| II期 (2027年4月入学) | 2027年1月8日〜1月18日 | 2027年2月6日 | 2027年2月9日15時 |
| 秋季 (2026年9月入学) | 2026年6月12日〜6月22日 | 2026年7月19日 | 2026年7月21日15時 |
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出典: 明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科2027年度4月入学 入学試験要項および2026年9月秋季入学 入学試験要項(2026年9月2日確認)。出願はいずれも当日消印有効です。秋季入学は4月入学とは別の入学試験要項に基づいて実施されます。次年度分の日程は、この確認の時点では公表されていません。出願前には必ず最新の要項をご確認ください。
試験の2日後に合否が出ます。I期で不合格でも、II期に出し直せます。I期の発表が11月10日、II期の出願が1月8日からなので、2か月ほど間があります。
授業は平日の夜間と、土曜日の昼間・夜間に開講されます。キャンパスは駿河台(東京都千代田区神田駿河台)。修業年限は2年です。
出典: 明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科2027年度4月入学 入学試験要項(2026年9月2日確認)
| 項目 | 金額(2027年4月入学) |
|---|---|
| 入学検定料 | 35,000円 |
| 入学金 | 200,000円(明治大学の卒業生は半額) |
| 授業料 | 年額1,300,000円(半期ごとに650,000円) |
| 教育充実料 | 年額280,000円 |
| 学生健康保険互助組合費 | 年額3,000円 |
| 2年間の合計 | 3,366,000円 |
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出典: 明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科2027年度4月入学 入学試験要項(2026年9月2日確認)。2年間の合計は入学金と2年分の学費を合算した値で、検定料は含んでいません。明治大学の卒業生は入学金が半額になるため、合計3,266,000円になります(退学者・除籍者・明治大学短期大学の卒業生は対象外)。次年度以降の学費は変更されうると要項に注記があります。
ここは入学年度に注意が要ります。教育充実料の年額が、入学年度によって違います。2027年4月以降に入学する方は280,000円、2026年9月の秋季入学までに入学した方は230,000円です。2026年9月入学の場合、2年間の合計は3,269,000円になります。
他の年度の記事や資料と比べるときは、どの入学年度の金額なのかを必ず確かめてください。
大学のページには、こう書かれています。
本研究科は、厚生労働大臣より、専門実践教育訓練講座として指定を受けています。一定の条件を満たす方が所定の申請を行えば、本学に支払った教育訓練経費(学費等)の一部を受給できます。
出典: 明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科学費・奨学金、制度の内容は厚生労働省教育訓練給付制度(2026年9月2日確認)
厚生労働省の指定講座データでも確認できます。「グローバル・ビジネス研究科 グローバル・ビジネス専攻」が専門実践教育訓練として、訓練期間24か月・訓練経費2,800,000円で登録されています。
区分・訓練期間・訓練経費の出典は厚生労働省厚生労働大臣指定教育訓練講座 検索システム(「明治大学」で検索)(2026年9月2日確認)
専門実践教育訓練は基本が受講費用の50%で、年間の上限が40万円です。2,800,000円の半分は1,400,000円ですが、上限があるので2年で80万円ほどが基本の目安になります。要件を満たすと上乗せがありますが、そこには修了後の条件が付きます。最大値だけを見て資金計画を立てないでください。
「明治大学の大学院で経営を学ぶ」で調べると、経営学研究科の課程も出てきます。こちらは厚生労働省の指定講座データで「一般」として登録されており、一般教育訓練は受講費用の20%・上限10万円です。大学名ではなく、研究科の名前まで見て確かめてください。
給付を受けられるかどうかは、雇用保険の被保険者期間などの要件で決まります。手続きはハローワークで行います。ご自身が対象になるかは必ずハローワークでご確認ください。
明治大学ビジネススクールについて、志願者数・受験者数・合格者数・倍率は公表されていません。
大学の入学試験のデータを載せているページは学部だけを対象にしており、専門職大学院は対象に含まれていません。大学院の入試要項のページ、MBSの入試ページ、教育情報の公表ページのいずれにも数字はありませんでした。
規模の手がかりになるのは、大学ポートレートに載っている入学者数だけです。
| 年 | 入学者数 | 収容定員 |
|---|---|---|
| 2026年 | 97人 | 170人 |
| 2025年 | 93人 | 170人 |
| 2024年 | 101人 | 170人 |
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出典: 大学ポートレート(グローバル・ビジネス研究科)(2026年9月2日確認)。大学ポートレートは大学の自己申告に基づく第三者のデータベースで、大学が公表する一次資料ではありません。志願者数・受験者数・合格者数・倍率という項目自体が存在しません。収容定員は4月入学と9月入学の合計です。2026年の入学者97人の内訳は、社会人92人・留学生12人で、うち秋季入学が30人です。
この記事では、推測した倍率を書きません。入学者数を定員で割ったような数字も、倍率ではありません。分かるのは1学年でおよそ90〜100人が入学しているということまでです。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 最初に | 出願資格のAとBのどちらかを確かめる。Bなら個別審査の締切が先に来ます |
| 4か月前〜 | 研究テーマを決める。修士論文の内容まで書くので、思いつきでは5〜8ページが埋まりません |
| 同じころ | 6領域のどれかを選ぶ。表紙にチェックします |
| I期なら9月17日 | 出願資格審査の申請締切(Bの道の方) |
| 3か月前〜 | 志望理由書(5〜8ページ)を書く。3項目を必ず入れます |
| 10月上旬 | I期の出願。試験は11月8日、発表は2日後 |
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日程は2027年度4月入学 入学試験要項のI期によります(2026年9月2日確認)
Q. 筆記試験はありますか。
A. ありません。入学試験要項には「入学試験科目:面接試問(10〜15分)」と書かれており、筆記試験の記載はありません。合否は書類審査と面接試問の総合点で判定されます。筆記試験が無いため、過去問も存在しません。
Q. 志望理由書は何ページ書きますか。
A. 表紙を除いて5〜8ページです。ワープロ作成のA4縦・横書き・片面印刷で、フォントは12pt、上下左右3cm程度の余白をとります。手書きは不可です。
Q. 志望理由書には何を書きますか。
A. 3点を必ず含めます。(1)自身の職務経験や社会的活動から生じた問題意識や課題、(2)ビジネスプロフェッショナルとしての将来のキャリアプラン、(3)学習計画および研究テーマ(現時点で考える修士論文の内容)です。あわせて、表紙で6つの領域から1つを選んでチェックします。
Q. 実務経験がないと出願できませんか。
A. 出願資格にはAとBの2つの道があります。Aは入学の1年前の時点でフルタイム2年以上の実務経験(インターンシップ・アルバイトを除く)、Bは研究科の個別の審査で同等以上の能力があると認められた場合です。どちらかを満たせば出願できます。ただしBの道を使う場合、出願資格審査の申請締切は出願期間より前にあります。
Q. 英語のスコアは必要ですか。
A. 必要ありません。面接は日本語のみで実施されます。ただし日本語を母語としない方には、日本語能力試験N1、または日本留学試験の「日本語」250点以上(記述を除く)のいずれかが求められます。
Q. 入学の機会は年に何回ありますか。
A. 4月入学と9月入学の年2回です。4月入学にはI期とII期の2回の選考があり、9月入学には秋季入学試験があります。合格発表はいずれも試験日の2日後です。
Q. 倍率はどのくらいですか。
A. 公表されていません。大学の入学試験データのページは学部のみを対象としており、専門職大学院は含まれていません。大学ポートレートにも志願者数・合格者数・倍率という項目自体がありません。入学者数は2024年101人、2025年93人、2026年97人(収容定員170人)です。
Q. 学費はいくらですか。
A. 2027年4月入学の場合、入学金200,000円、授業料が年額1,300,000円、教育充実料が年額280,000円、学生健康保険互助組合費が年額3,000円で、2年間の合計は3,366,000円です。明治大学の卒業生は入学金が半額になり、合計3,266,000円になります。なお教育充実料は入学年度によって異なり、2026年9月の秋季入学までに入学した方は年額230,000円です。
Q. 教育訓練給付は使えますか。
A. 大学のページに「本研究科は、厚生労働大臣より、専門実践教育訓練講座として指定を受けています」と明記されています。専門実践教育訓練は基本が受講費用の50%(年間の上限40万円)で、2年なら80万円ほどが基本の目安です。実際に受けられるかはハローワークでご確認ください。
明治大学ビジネススクールの入試は、書類がほぼすべてです。面接は10〜15分で、そこで問われるのは書いた研究テーマ。つまり5〜8ページを書き上げた時点で、勝負はだいたい決まっています。研究テーマを決めるところから逆算してください。
研究テーマをどう決め、5〜8ページにどう組み立てるのか。6領域のどれを選ぶのか。いまのご経験から、無料で一緒に整理します。
相談は無料です。志望校が固まっていない段階でも大丈夫です。
MBAサクセスコーチングの合格実績は合格者速報で公開しています。

この記事について
この記事は、国内MBA対策に特化した予備校・塾のMBAサクセスコーチングが作成しています。同サービスは、経営学者の中川功一氏(やさしいビジネススクール学長/東京大学 経済学博士)が監修しています。
専門は経営戦略論・イノベーションマネジメント、国際経営。「アカデミーの力を社会に」をライフワークに、YouTube・研修・講演・著作などを通じて経営知識の普及に取り組んでいます。
記事の数字は、大学が公表している資料をもとに、出典と確認日を付けて記載しています。